[香港 2日 ロイター] - 香港政府が2日発表した1月の小売売上高は前年同月比7%増の362億香港ドル(46億1000万米ドル)で、2カ月連続で増加した。消費者信頼感が改善しており、新型コロナウイルス関連規制がさらに緩和されれば一段の押し上げ要因になるとみられている。
昨年12月は337億香港ドルと前年比1.2%増に改定された。
香港では1日から入境者数回復と通常生活の再開を目指してマスク着用義務を撤廃。今月に入り、観光や出張の入境を呼び戻す「ハロー・香港」キャンペーンを展開している。
政府報道官は「経済活動の正常化が持続し、入境者数が一段と回復すれば、小売り業界に恩恵がもたらされる」と指摘。労働市場の状況改善も支援材料になると述べた。