ブラックフライデーがやってきました! 最大60%割引InvestingProをお見逃しなく 特別セールを請求する

欧州市場サマリー(11日)

発行済 2009-06-12 04:16
EUR/JPY
-
BP
-

    1306GMT 10日

ユーロ/ドル 1.4007 1.3966

ドル/円  98.120 98.200

ユーロ/円 137.49 137.32

              11日終値     前営業日終値

株 FT100 4461.87(+25.12) 4436.75

  クセトラDAX     5107.26(+56.08) 5051.18

金 現物午後値決め 947.50 953.75   

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(6月限)  98.720 (+0.010)  0.800(0.809)

独連邦債2年物 1.768(1.716)

独連邦債10年物(6月限) 118.53 (+0.19) 3.694(3.701)

独連邦債30年物   4.366(4.373)

--------------------------------------------------------------------------------

 <為替> ドルが大半の主要通貨に対し下落。世界経済が回復を始めたとの期待を背景

に、安全資産としてのドルへの逃避買いが後退している。

 米指標では新規失業保険週間申請件数が減少した。トレーダーによると、5月米小売り

売上高は増加したものの、主にガソリン価格の上昇が要因と受けとられている。

 <株式> ロンドン株式市場は続伸。銀行・医薬品株が上昇し、エネルギー株の下げを

相殺した。

 銀行株が相場を押し上げた。HSBCが2.9%高。クレディ・スイスが同行

の投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に、目標株価を525ペンスか

ら670ペンスにそれぞれ引き上げた。

 バークレイズは5.6%、ロイズ・バンキング・グループは2.6%、

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)が4.8%それぞれ上昇し

た。

 英紙デーリー・テレグラフがと報じたところによると、英政府の保有するRBSとロイ

ズ・バンキング・グループの株式を管理するUKフィナンシャル・インベストメンツが両

行のEB債(他社株転換社債)を発行する可能性がある。

 相場は中盤まで確かな方向性のないまま推移したものの、5月の米小売売上高の増加に

加え米新規失業保険申請件数が4週連続で減少したことに支援された。

 ベットオンマーケッツ・ドット・コムの市場アナリスト、デビッド・エバンス氏は「米

雇用指標が予想を上回る強い内容だったことや小売売上高が3カ月ぶりに増加に転じたこ

とを背景に、この日の相場は楽観的な見方が優勢となった」と指摘した。ただ、市場は依

然として明確な方向性に欠けていると述べた。

 医薬品株ではグラクソ・スミスクラインが2.6%高。モルガン・スタンレー

が投資判断を「イコールウエート」に引き上げ、業界投資判断も「インライン」から「ア

トラクティブ」に引き上げた。アストラゼネカは1.3%上昇した。

 最近は上昇基調にあった石油株は軟調。BP、ロイヤル・ダッチ・シェル

、ケアン・エナジーが0.9―1.6%下落した。

 欧州株式市場は続伸し、5カ月ぶり高値で引けた。景気後退の緩和を示す米経済指標を

手がかりに、銀行セクターを中心に上昇した。

 米指標は、5月小売売上高が3カ月ぶりに増加したほか、新規失業保険週間申請件数が

4週連続で減少した。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は7.80ポイント(0.89%)高

の887.78。終値としては1月6日以来の高値。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は21.39ポイント(0.86%)高

の2522.33。

 銀行株ではHSBC、UBS、バークレイズ、BNPパリ

が2.2─5.6%高。

 ディフェンシブ銘柄も高い。ボーダフォンは2.5%高、ロシュ

1.9%高、エーオンは1.3%高。

 自動車銘柄も堅調。ダイムラーは2.7%高、BMWは1.2%

高。

 自動車部品メーカーのバレオも、メリルリンチの投資判断引き上げを好感し

8.5%高。

 半面、小売大手カルフールは3.7%下落。トレーダーによると、利益見通

しを引き下げる可能性があるとのうわさを嫌気した。同社はコメントを控えている。

 多くのアナリストやファンドマネジャーは、「若芽」の兆候があるものの、世界景気見

通しが依然不透明であることを背景に、相場が最近の大幅上昇を受けた値堅めの時期に入

る可能性があると指摘する。

 F&Cで資産分配を担当するポール・ニベン氏は、株・クレジット・商品・政府債が最

近しっかりとなったことに触れ、「バリュエーションが全般的に公正で、経済・企業ニュ

ーズの上向きサプライズが限定的であることから、株・クレジットのリスクはより均衡し

たものになるだろう」と述べた。

 <ユーロ圏債券> 下落。景気回復への楽観的な見方から株価が堅調となり債券需要が

後退したほか、国債発行も相場を圧迫した。

 米債券市場では10年債利回りが一時4%台に上昇したものの、その後低下した。3カ

月ぶりに増加に転じた5月の米小売売上高にガソリン価格高の影響が見受けられるなど、

米経済指標がまちまちの内容となったことから、一部ショートカバーが出た。

 ドイツ連邦債は米英国債をアウトパフォームした。米金利の年内引き上げ観測や英経済

の回復見通しが強まったことが背景。英国債利回りは前年11月以来初めて

4.0%を上抜けた。

 英国債10年物と独連邦債10年物の利回り格差は10ベーシスポイント(bp)超拡

大し34bpと、ほぼ5週間ぶり水準になった。

 1528GMT時点で、独連邦債先物6月限は23ティック安の117.97。

 独連邦債2年物利回りは1bp上昇し1.768%。一時1月初め以来の高

水準となる1.826%をつけた。同10年物利回りは1.8bp低下し

3.687%。

 この日はイタリアが83億6000万ユーロの固定利付債(BTP)を発行した。アナ

リストによると、今週の多額の国債発行を踏まえると、堅調な結果だった。

 イタリアBTP10年物と独連邦債10年物の利回り格差は104bpに縮小した。入

札前は108bp、前日終盤時点では105bpだった。

              [東京 12日 ロイター]

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます