[ワシントン 9日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は9日、サル痘向けに18歳以上の高リスク者に緊急承認しているデンマークのバイオ医薬品企業ババリアン・ノルディックのワクチンについて、供給逼迫の可能性に対応するため皮下注射(皮膚と筋肉の間にある皮下組織への注射)より使用量が5分の1で済む皮内注射(より浅い皮膚内部への注射)の用法を承認した。ホワイトハウスで発表した。
接種効果は皮下注射と変わらないという。皮下注射と同様、1回目接種後に4週間空けて2回目を接種する。
米疾病対策センター(CDC)のワレンスキ所長は、同ワクチンの皮内注射のやり方について医療従事者らに教え訓練するための情報や教材をCDCが提供するとした。皮下注射とは異なる種類の注射針も必要になる。