[メキシコ市 22日 ロイター] - メキシコ政府は米国と国境を接する北部ピエドラス・ネグラスにあるフジクラの自動車部品工場で働く従業員が組合を選択する権利が侵害されたかどうかについて調査を行うと明らかにした。
メキシコ労働省と経済省は共同声明で、労働者の権利が侵害されたかどうか内部調査を45日以内に行うと発表した。
米労働省の当局者が先週、調査を要請していた。この調査はメキシコとカナダが結ぶ3カ国貿易協定に基づき米国が要請した調査のうちのひとつ。
米労働省によると、過去の組合活動に基づいてフジクラが労働者をブラックリストに掲載していたとの疑惑が浮上し、メキシコの労働者擁護団体が調査を要請したという。
フジクラのメキシコ現地支社は約5000人を雇用し、自動車用のワイヤーハーネスやケーブルを製造している。