Bernard Orr
[北京 25日 ロイター] - 中国国防省は25日、米国防総省が公表した中国の軍事力に関する年次報告書について、中国の安全保障政策や軍事戦略を歪めているとして批判した。
米国防総省は19日に公表した中国の軍事動向に関するリポートで、同国が保有する運用可能な核弾頭の数が今年5月時点で500発超に上っていると指摘し、2030年には1000発超に達するとの見通しを示した。
中国国防省の報道官は声明で「われわれはこの報告書に強い不満と反対を表明する」と述べ、「存在しない『中国の軍事的脅威』を誇張している」と批判。中国の軍備発展は、戦争の脅威を封じ込め、自国の安全を守り、世界の平和を守ることを目的としており、特定の国や標的を狙ったものではないと述べた。