11時05分現在の日経平均株価は19229.63円（前日比150.30円高）で推移している。 25日の米国市場では主要企業の良好な決算に加え、26日に発表される税制改革案や政府機関の閉鎖回避への期待からNYダウは232ドル高と大きく上昇した。
円相場も1ドル＝111円台まで下落し、本日の日経平均は105円高からスタートした。
寄り付き後は一時19234.87（同155.54円高）まで上昇する場面もあったが、おおむね19200円を挟んだもみ合いとなっている。
主力企業の決算を見極めたいといった思惑などがあるようだ。
個別では、三菱ＵＦＪ (T:8306)、トヨタ自 (T:7203)、三井住友 (T:8316)、みずほ (T:8411)、コマツ (T:6301)などが堅調。
監査法人を変更する方針と伝わった東芝 (T:6502)は4％高、日米ファンド連合による買収が報じられた日立国際 (T:6756)は9％高で推移。
前日に決算発表した昭電工 (T:4004)が大幅続伸し、決算や業績予想の修正を受けてエムスリー (T:2413)やＩＨＩ (T:7013)も急伸している。
また、キヤノン電 (T:7739)や三洋貿易 (T:3176)、日立国際などが東証1部上昇率上位となっている。
一方、決算や独社買収を発表した日本電産 (T:6594)がマイナスに転じているほか、任天堂 (T:7974)やＮＴＴ (T:9432)が軟調。
ソフトバンクＧ (T:9984)やソニー (T:6758)は小安い。
また、石川製 (T:6208)、ＳＲＧタカミヤ (T:2445)、スミダ (T:6817)などが東証1部下落率上位となっている。
（株式アナリスト 小林大純）