[パリ 13日 ロイター] - 仏大手銀行BNPパリバは13日、コスト削減を4億ユーロ(4億3700万ドル)追加すると発表した。昨年第4・四半期の決算が振るわなかったことを受けた。
2022─25年のコスト削減目標を27億ユーロに引き上げた。自動化や購買の縮小、施設運営コストの引き下げなどを通じて達成を目指す。
24─26年の配当性向は60%で、約200億ユーロの株主還元になると説明した。
先月発表した第4・四半期決算は利益が予想に反して減少し、同行は主要な収益性目標を先送りした。
ジャンローラン・ボナフェ最高経営責任者(CEO)は、ユーロ圏の景気減速が予想されるため見通しは良くないと述べた。
同行は今年の純利益が前年から増加するとの見通しを据え置いた。収益性の指標である有形株主資本利益率(ROTE)は26年まで目標の12%に達しないと改めて表明した。