40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

NY市場サマリー(8日)

発行済 2019-08-09 07:20
更新済 2019-08-09 07:20
NY市場サマリー(8日)

[8日 ロイター] - <為替> 中国人民銀行(中銀)による人民元の対ドル基準値設定を受けリスク選好が改善し、人民元が上昇した。またドル指数は小幅高で推移した。

人民元の対ドル基準値

7月の中国貿易統計で輸出が市場予想に反して増加し、3月以来の大幅な伸びとなったことも市場心理を押し上げた。

オフショア人民元

トランプ大統領は8日、ドル高に対する不満を再表明し、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策が製造業に悪影響を及ぼしていると改めて批判した。発言を受けドルは一時値下がりした。

<債券> 米30年債利回りが過去最低水準から上昇した。米株市場がこのところの下げから持ち直しを続ける中、安全資産である米債が売られた。

国債利回りの上昇はオーバーナイトの債券市場で始まり、予想を上回る中国貿易統計や人民元の安定化を受けてドイツ10年債利回り (DE10YT=RR)が過去最低水準から上昇した。

ドイツ政府が気候変動関連政策に充てる資金を確保するために赤字国債の発行を検討しているとのロイター報道を受け、世界の国債利回りも上向いた。

米労働省が8日公表した3日終了週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比8000件減の20万9000件と、市場予想の21万5000件を下回った。これを受け、景気後退(リセッション)を巡る懸念が後退した。

この日の米30年債入札は低調だったが、国債利回りは午後に入って低下。その後、イタリアのサルビーニ副首相が連立政権は崩壊しており、総選挙をやり直すしかないと表明したことで、一部国債の買いが戻った。

終盤の取引で米30年債利回り (US30YT=RR)は3.5ベーシスポイント(bp)上昇の2.230%。前日は2.123%まで下げ、2016年7月に付けた過去最低水準(2.089%)に迫った。

米10年債利回り (US10YT=RR)は2.6bp上げて1.717%。前日は1.595%を付けていた。

<株式> 上昇して取引を終えた。S&P総合500種 (SPX)は1日としては約2カ月ぶりの大幅な上昇率を記録した。市場予想を上回る米中の経済指標を受け、貿易を巡る懸念が一部和らいだ。

S&Pの主要セクターすべてが少なくとも1%上昇し、最近特に売り込まれていた情報技術セクターは2.4%高となった。

S&P総合500種 (SPX)は前日7日から続伸し、8日の高値近辺で終了。終値は7日の安値を4%上回る水準だった。

ストラテジストによると、株価先物が上昇し、安値拾いの買いが入った。

半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD) (O:AMD)は16.2%急伸。同社は第2世代プロセッサーチップをリリースし、アルファベットのグーグル (O:GOOGL)やツイッター (N:TWTR)を顧客として獲得したと発表した。

インターネットセキュリティー大手シマンテック (O:SYMC)は12.3%高。半導体大手ブロードコム (O:AVGO)がシマンテックのエンタープライズセキュリティー事業買収に向け、協議しているとの関係筋の情報が材料となった。シマンテックは引け後、同事業をブロードコムに売却すると確認した。

<金先物> 前日に大幅高となった後を受けて利益確定の売りが出て、反落した。中心限月12月物の清算値は前日比10.10ドル(0.66%)安の1オンス=1509.50ドル。

米中貿易摩擦の長期化で世界経済の先行き不透明感が広がる中、安全資産とされる金の買いが活発化し、前日の12月物清算値は中心限月ベースで6年4カ月ぶりに1500ドル台に乗せた。この日は上げ一服となり、利益確定の売りが先行。米欧をはじめ世界の株価が持ち直し、投資家のリスク警戒感が幾分緩んだ。外国為替市場で朝方、ドルが対ユーロで上昇する場面があり、ドル建てで取引される金塊などの商品に割高感が生じたことも金売りを後押しした。

<米原油先物> エネルギー需要が先細りするとの過度な観測が後退する中、4営業日ぶりに反発した。米国産標準油種WTIの中心限月9月物の清算値は前日比ドル1.45ドル(2.84%) 高の1バレル=52.54ドル。10月物は1.43ドル高の52.46ドルとなった。

ドル/円 NY終値 106.06/106.09

始値 106.09

高値 106.23

安値 105.91

ユーロ/ドル NY終値 1.1178/1.1182

始値 1.1199 (EUR=)

高値 1.1231

安値 1.1179

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 114*00.00 2.2289% (US30YT=RR)

前営業日終値 114*25.50 2.1950%

10年債(指標銘柄) 17時01分 99*04.50 1.7189% (US10YT=RR)

前営業日終値 99*12.75 1.6910%

5年債(指標銘柄) 17時05分 100*31.50 1.5437% (US5YT=RR)

前営業日終値 101*06.00 1.5020%

2年債(指標銘柄) 17時02分 100*08.25 1.6168% (US2YT=RR)

前営業日終値 100*11.13 1.5710%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 26378.19 +371.12 +1.43 (DJI)

前営業日終値 26007.07

ナスダック総合 8039.16 +176.33 +2.24 (IXIC)

前営業日終値 7862.83

S&P総合500種 2938.09 +54.11 +1.88 (SPX)

前営業日終値 2883.98

COMEX金 12月限 1509.5 ‐10.1 <0#GC:>

前営業日終値 1519.6

COMEX銀 9月限 1693.6 ‐26.0 <0#SI:>

前営業日終値 1719.6

北海ブレント 10月限 57.38 +1.15 (LCOc1)<0#LCO:>

前営業日終値 56.23

米WTI先物 9月限 52.54 +1.45 (CLc1)<0#CL:>

前営業日終値 51.09

CRB商品指数 170.3215 +2.4294 (TRCCRB)

前営業日終値 167.8921 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20190808T220110+0000

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます