【北京=三塚聖平】中国の2019年7~9月期の国内総生産(GDP)成長率は6・0%と過去最低を更新した。終わりが見えない米中貿易戦争が景気の下押し圧力となり、市場予想を超える悪化を見せた。減税や金融緩和といった景気刺激策の効果が期待されたほどは出ておらず、中国政府が定めた19年の成長率目標の下限である6・0%を通年ベースで下回る恐れも指摘され、習近平政権が景気対策のアクセルを踏み込むかが注視される。
【北京=三塚聖平】中国の2019年7~9月期の国内総生産(GDP)成長率は6・0%と過去最低を更新した。終わりが見えない米中貿易戦争が景気の下押し圧力となり、市場予想を超える悪化を見せた。減税や金融緩和といった景気刺激策の効果が期待されたほどは出ておらず、中国政府が定めた19年の成長率目標の下限である6・0%を通年ベースで下回る恐れも指摘され、習近平政権が景気対策のアクセルを踏み込むかが注視される。