[北京/上海 25日 ロイター] - 中国証券監督管理委員会(CSRC)の報道官は25日の定例会見で、米国の投資家に対し中国資本市場へのアクセスを制限すれば、米国の投資家が不利益を被るとの認識を示した。
同委員会は、米国の証券・先物・会計規制当局と監査面の協力を強化する方針も示した。
海外投資家が中国A株市場に容易に投資できる環境を整えるため、作業を進めているとも表明。具体的にはMSCI (N:MSCI)などの指数算出会社が提供するインデックスの活用などを検討しているという。
超党派の米上院議員団は22日、連邦政府職員の年金基金を運用する連邦退職貯蓄投資理事会(FRTIB)宛ての書簡で、中国企業を含むMSCIの株価指数に連動する運用方針を転換するよう改めて要求した。運用方針を変えなければ、中国政府に支配されている企業に連邦政府の年金基金が資金を提供することになると警告した。[nL3N2780KA] OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20191025T104543+0000