【バンコク=大柳聡庸】東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の参加16カ国が、目標としていた年内の妥結を断念する方向で最終調整していることが2日、分かった。日本政府関係者は同日、「交渉参加16カ国でルールを決める大変さはある」と述べるなど、関税撤廃など重要分野で参加各国の利害の対立を埋めきれなかった。また、4日の首脳会議での共同声明では、一部の国の合意を得られていないとした上で、2020年に協定への署名を目指す方向だ。
【バンコク=大柳聡庸】東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の参加16カ国が、目標としていた年内の妥結を断念する方向で最終調整していることが2日、分かった。日本政府関係者は同日、「交渉参加16カ国でルールを決める大変さはある」と述べるなど、関税撤廃など重要分野で参加各国の利害の対立を埋めきれなかった。また、4日の首脳会議での共同声明では、一部の国の合意を得られていないとした上で、2020年に協定への署名を目指す方向だ。