[フランクフルト 20日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は20日の会見で、ECBの金利は、融資を促進するどころか銀行の金融仲介機能を損なってしまう「リバーサルレート」にはまだ接近していないとの認識を示した。ただ、超緩和政策の悪影響が一段と顕著になっており、注視する必要があると述べた。
ECBは9月に政策金利の中銀預金金利を過去最低のマイナス0.5%に引き下げた。銀行からは、超低金利が収益を圧迫し実体経済への与信の流れを妨げているとの声があがっているが、市場は来年追加利下げの可能性があるとみている。