[18日 ロイター] - 関係筋が18日明らかにしたところによると、米国のバー司法長官が辞任を検討している。トランプ大統領が司法省の捜査についてツイートしたことが原因という。
これに先だちワシントン・ポスト(WP)紙も辞任検討を報道。それによると、バー長官はトランプ氏に近い複数の人物に自身の懸念を伝えたが、バー長官が直接トランプ氏に懸念を伝えたかは不明。
バー長官に近い筋は同紙に「彼には彼の限界がある」と述べた。
前週、バー長官はインタビューで、トランプ氏のツイート癖により職務が遂行できなくなっていると述べていた。
WP紙は、バー長官はトランプ氏に近い人々に自分の立場を伝えることで、トランプ氏が司法省の捜査に関するツイートをやめることを期待している可能性があるとしている。
ホワイトハウスと司法省のコメントはとれていない。
トランプ氏は18日、バー長官に全幅の信頼を置いていると発言した。
司法省の1000人以上の元当局者は16日、インターネット上に掲載された公開書簡で、トランプ大統領の盟友ロジャー・ストーン被告の裁判で同省が求刑を撤回したことを批判、バー司法長官に辞任を求めた。