[26日 ロイター] - 格付け会社のフィッチ・レーティングスは26日、今年の世界経済成長率はマイナス4.6%になると予想し、従来のマイナス3.9%から下方修正した。
経済が正常な状態に戻るには時間がかかり、スムーズではないとしたが、2021年はテクニカル的な上昇で、世界成長率は5.1%に回復すると想定した。
フィッチのエコノミストは、新たな成長見通しにはユーロ圏や英国、中国を除く新興国での下方修正を反映した指摘。
世界各国で今年導入される量的緩和策(QE)は計6兆ドル規模に上り、米欧英日が09─18年に実施したQEによる資産買い入れ額の半分に相当すると試算した。
新型コロナウイルス危機後の回復に当たっては、米国などの雇用市場が受けた影響のほか、ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)措置が大きな重しになると予想した。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200526T175655+0000