[10日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は6月22日から30日にかけて、アップル (O:AAPL)やビール大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ) (BR:ABI)、オンライン旅行サイトのエクスペディア (O:EXPE)などの社債13億3000万ドルを流通市場で買い取った。
個別企業の社債保有額は累計で15億9000万ドル。発行体は330社に上る。内訳では、通信大手ベライゾン・コミュニケーションズ (N:VZ)が2690万ドル、AT&T (N:T)が2630万ドル、アップルが2550万ドル。
また、エクスペディアは320万ドル、自動車大手フォード・モーター (N:F)は1010万ドル。格付け会社スタンダード&プアーズ(S&P)は3月、新型コロナウイルス禍の影響を理由にフォードの格付けを投資不適格(ジャンク級)に引き下げた。
FRBが保有する社債上場投資信託(ETF)は16本で計79億7000万ドル相当。