
[チューリヒ 14日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行)のジョルダン総裁は14日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により安全通貨であるスイスフランの上昇圧力が高まっていることを理由に超緩和政策に移行する可能性は低いと述べた。
国際通貨基金(IMF)とのオンライン会議向けの講演原稿で、外貨購入とマイナス金利という2本立ての金融政策が「引き続きこれまで以上に必要だ」と指摘。「外為市場への介入はマイナス金利以外で最も直接的かつ効果的な手段であり続ける」とし、「世界的な低金利環境下では、安全通貨を持ち小規模で開放的な経済にとって、外為市場への介入とマイナス金利が必要不可欠であることが示されている」と述べた。
またスイスフランへの上昇圧力を緩和するため、スイス中銀はここ数カ月でより強力な介入を実施してきたとした。スイスフランは対ユーロ (EURCHF=)で5月に約5年ぶりの高値を付けた。
ジョルダン総裁は、他の中銀による緩和策や不確実性によって投資対象としてのスイスフランの魅力が高まっているため、マイナス金利が必要との見解を示した上で、「一段の利下げ余地はあるが、無制限の利下げはできないという事実に変わりはない」と語った。
さらに、2015年から実施されている現行の金融政策がすぐに変更される可能性は低いと言及。「長期的には世界的な公的債務の増加により、インフレ率が再び上昇する可能性がある。物価の安定を確保するために金融政策を正常化させる適切な時期とペースを見極めることが今後の課題」とし、「再び正常化するまで時間がかかることを危惧している」と述べた。
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