[上海/香港 12日 ロイター] - 中国国営の新華社通信が12日に報じたところによると、スタンダード・チャータード(スタンチャート) (HK:2888)[STANB.UL] の香港部門は、中国本土での証券業免許の申請を行った。
新華社によると、中国証券監督管理委員会(CSRC)は10日、同行が本土で証券会社を設立するための申請書を受理した。
スタンチャートの香港部門はロイターの取材に対して電子メールで、新たなライセンス取得を通じて本土ビジネスの一段の拡大を目指していると説明した。
今年1月に米中が署名した貿易交渉を巡る第1段階合意に基づき、中国は4月1日付で証券会社や投資信託会社への外資出資規制を撤廃している。
スタンチャートは中国政府が制定した香港国家安全維持法を支持する姿勢を示している。9月には政治的な不透明感の高まりから株価が下落した。