[ヘルシンキ 2日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのレーン・フィンランド中銀総裁は2日、ECBが将来的に金融政策戦略の点検を定期的に行い、サステナブル(グリーン)投資を拡大すべきという考えを示した。
ECBは現在、金融政策戦略の点検に取り組んでいる。前回の点検は2003年に行われた。
レーン総裁は「今後は金融政策戦略を定期的に、例えば5年ごとに見直した方が良い」と指摘。現在進めている点検については、気候変動や持続可能な経済発展の必要性など、深刻化する世界的な課題を考慮に入れるべきだと述べた。
また、環境的にサステナブルな事業や経済活動の分類に言及し、「資産買い入れプログラムに適用することが理にかなっている」とした。
物価については、米連邦準備理事会(FRB)が先に導入した、2%超の一時的な上振れを容認する戦略をECBも検討すべきとした。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20201102T161716+0000