[東京 25日 ロイター] - 自民党の下村博文政調会長は25日の記者会見で、現在検討中の経済対策や2020年度3次補正予算に関連し、「新型コロナウイルスの予想以上の感染拡大も考えながら規模などを考えたい」と指摘した。
必要規模について「7-9月の国内総生産(GDP)などから需給ギャップが30兆円との学者の指摘もある。(30兆円が)そのまま補正になるわけではないが、感染が広がると失業者が増え、統計学的には自殺率も高まるため、しっかり(金額を)積んでいきたい」と強調した。
観光支援政策GoToトラベル事業の見直しに関し、「止めてしまっては日本経済に大きなダメージとなる」と述べ、原則的に継続する方針を強調した。
(竹本能文※)