サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

米金融政策、かなり長い間緩和的である必要=クリーブランド連銀総裁

発行済 2021-01-05 08:41
更新済 2021-01-05 10:45

[4日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は4日、米国民の大半が新型コロナウイルスのワクチン接種を終えれば、米経済は年内に大きく上向く見込みだが、米連邦準備理事会(FRB)の支援が必要なくなる状態にまで回復する可能性は低いとの認識を示した。

メスター総裁は、新型コロナ感染者の増加によって自主的および強制的な行動制限が強化されたため、米経済は目先、苦しい状況が見込まれると指摘。

景気の「中期的」な見通しは目先の状況に比べて明るく、ワクチン接種で特定の活動について人々が安心感を得られる公算が大きいが、FRBの物価安定と最大雇用の目標からは程遠い状態が続くとの見通しを示した。

金融政策目標の達成に時間がかかる可能性があるため、「金融政策はかなり長期間にわたり極めて緩和的なままで維持される必要がある」と指摘した。

回復はまだら模様となり、一部の分野は他の分野よりも早期に回復する可能性があると指摘。職探しが難航したり、新たな仕事で職業訓練を必要とする人もいるだろうと説明し、インフレ率がFRB目標の2%を超える水準に急速に上昇する可能性は低いと指摘した。

FRBは昨年12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で、最大雇用と物価安定の目標達成に向けて「さらに著しい進展が見られるまで」ゼロ近辺の政策金利を維持し、月額1200億ドル規模の債券買い入れプログラムを継続すると表明した。

メスター総裁は自身の景気見通しに対し、FRBの現行の政策スタンスは「うまく調整されている」とし、景気が予想とかい離したり、金融安定などへの新たなリスクが生じた場合にFRBは政策を調整すると述べた。

FRB当局者らは「裾野が広く持続可能な回復を支えるため、政策手段を活用して目標を達成することに引き続き完全にコミットしている」と語った。

*内容を追加しました。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20210104T234039+0000

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます