[ロンドン/ニューヨーク 12日 ロイター] - 米労働省が12日に発表した4月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)が予想より大きく上昇したことで、米短期金融市場で、連邦準備理事会(FRB)が2022年末までに25ベーシスポイント(bp)の利上げを実施する確率が100%織り込まれた。
CPI統計発表前は同確率は88%だった。
統計を受け、外国為替市場ではドルが上昇。主要6通貨に対するドル指数は0.36%高の90.531。円は対ドルで0.46%安の109.130円。
4月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は、総合指数が前月比0.8%上昇。経済活動の再開に伴う需要増大と供給の逼迫を背景に、上昇率は予想の0.2%を上回ったほか、前月の0.6%から加速した。