東京証券取引所に上場する企業業績の底入れが鮮明になってきた。SMBC日興証券の集計によると、12日までに発表を終えた718社(金融除く、全体の53・7%)の令和3年3月期決算では、合計の最終利益が前期比40・2%増の19兆4121億円で、3年ぶりに最終増益となる見込みだ。新型コロナウイルス感染拡大で低迷した海外経済の復調で、生産や輸出を伸ばした製造業の業績が回復。コロナ禍で苦境が続く非製造業でも、通信業の好業績が全体を押し上げた。
東京証券取引所に上場する企業業績の底入れが鮮明になってきた。SMBC日興証券の集計によると、12日までに発表を終えた718社(金融除く、全体の53・7%)の令和3年3月期決算では、合計の最終利益が前期比40・2%増の19兆4121億円で、3年ぶりに最終増益となる見込みだ。新型コロナウイルス感染拡大で低迷した海外経済の復調で、生産や輸出を伸ばした製造業の業績が回復。コロナ禍で苦境が続く非製造業でも、通信業の好業績が全体を押し上げた。