最新ニュース
0
広告なしバージョン。Investing.com をアップグレードしましょう。最大 40% もお得です。 詳細をもっと見る

日銀総裁会見のポイント:ワクチン効果で内需押し上げか、日米物価格差も関心

経済全般2021年06月18日 14:27
保存されました。保存したアイテムを参照してください。
この記事はすでにあなたの保存したアイテムに保存されています
 
© Reuters. 18日午後3時半から予定されている黒田東彦日銀総裁の会見では、足元で進んできた新型コロナワクチン接種が日本経済にどの程度のプラス効果を及ぼすと見ているのかに大きな注目が集

田巻一彦

[東京 18日 ロイター] - 18日午後3時半から予定されている黒田東彦日銀総裁の会見では、足元で進んできた新型コロナワクチン接種が日本経済にどの程度のプラス効果を及ぼすと見ているのかに大きな注目が集まりそうだ。もし、低迷してきた内需の押し上げ効果が強いとの判断が示されれば、7月に開催される次回の金融政策決定会合で示される国内総生産(GDP)見通しが上方修正される可能性が出てくる。

一方、インフレ懸念が浮上する米経済とは対照的に、日本の消費者物価指数(除く生鮮、コアCPI)はゼロ%をはさんだ動きが続き、期待インフレ率も低迷したままだ。日本の物価上昇率が他の主要7カ国(G7)と比べて低い理由や、上昇に転じるきっかけについて、黒田総裁が言及すれば注目されそうだ。

1.日本経済に対するワクチン効果の波及について

・ワクチン接種回数が17日現在で2800万回を超え、7月中には3600万人の高齢者(65歳以上)への2回接種が大幅に進展する見通しとなっている。この「接種加速化」が対面型サービスの回復を促し、内需の持ち直しにつながることになるのか、黒田総裁の見通しに関心が集まっている。

・ワクチン接種が先行している高齢者の行動が変容し、夏場には旅行などのレジャーに繰り出すとの予測も民間シンクタンクから出ている。この「シニア消費」活発化が個人消費反転のきっかけになるのかどうか。黒田総裁の分析が示されれば、シニア消費への注目度も上がりそうだ。

・伸びる外需と低迷する内需の構図に変化が出れば、7─9月期以降のGDP伸び率が上振れし、7月に公表される展望リポートで示される政策委員会メンバーの成長率見通しが上方修正される可能性も出てくる。黒田総裁は慎重な発言に終始する可能性があるが、何らかのヒントが提示されれば、市場が材料視する可能性がある。

2.日米間で対照的な物価動向と為替への影響

・米国の5月CPI(総合)は前年同月比プラス5.0%だったのに対し、日本の5月コアCPIは同0.1%にとどまった。この対照的な日米のデータを形成した要因は何か。黒田総裁は、日本の携帯電話料金値下げなどの要因に言及するとみられるが、それ以外の要因に言及すれば、市場の思惑を呼びそうだ。

・為替市場の一部では、低迷する日本の物価に注目し、デフレ的色彩が濃いことを理由に円高予想の声が上がっている。一方、米長期金利の上昇を見て円安予想に傾く市場関係者も多い中、物価低迷と為替の関係に黒田総裁が言及すれば、海外勢の関心度が高まりそうだ。  

3.気候変動と金融政策

・世界的に気候変動問題と金融政策との関係に注目が集まりつつある中で、日銀も「中長期的に経済・物価・金融情勢に極めて大きな影響を与えうる」と指摘した。新たに導入を打ち出した気候変動に対応した投融資をバックファイナンスする資金供給とは、具体的にどのようなスキームとなるイメージなのか。内外の金融関係者から注目されそうだ。

4.23年に日銀は正常化へ「助走」できるのか

・16日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーによるドットチャートの分布をみると、2023年に2度の利上げを見込む予想が多数を占めた。BOJウォッチャーの中には、23年が日銀にとって超緩和政策を修正する「絶好」のチャンスとの声がある。「粘り強く」を繰り返して超緩和政策の継続を強調してきた黒田総裁が、23年の金融・経済情勢について、どのような展望を示すのか。きょうの会見の大きな見どころの1つと言えそうだ。

日銀総裁会見のポイント:ワクチン効果で内需押し上げか、日米物価格差も関心
 

関連記事

意見を投稿する

コメントガイドライン

他のユーザーと交流したり、あなたの見通しを他の人と共有したり、筆者に質問するにはコメントを使うことをお勧めします。

我々みんなが高いレベルの議論を維持するために以下の事を心に留めてください。

  • 会話を豊かにしようとする。
  • 集中し、主題から外れない。論じられたトピックに関することだけを書きこむ。
  • 敬意を示す。否定的な意見も、前向きに相手を思いやった表現に言い換える。
  • 句読点や大文字小文字などは、標準のライティングスタイルを使う。
  • 注意:スパムやコメント内の宣伝のメッセージやリンクは省かれます。
  • 著者や他のユーザーを冒涜、中傷する個人的攻撃は禁じます。
  • 日本語でのコメントのみ許されています。

スパムや乱用の加害者は、サイトから削除され、Investing.comの裁量により今後の登録が禁じます。

あなたの考えをここに書いてください
 
本当にこのチャートを削除しますか
 
投稿する
:にも投稿する
 
添付のチャートを新しいチャートと置き換えますか?
1000
良くないユーザーレポートのために、現在コメントすることができません。このステータスは当社モデレーターが再確認します。
1分待ってから再度コメントしてください。
コメントをありがとうございます。担当者が承認するまでコメントは掲示されません。掲示されるまで少しだけお時間がかかります。
 
本当にこのチャートを削除しますか
 
投稿する
 
添付のチャートを新しいチャートと置き換えますか?
1000
良くないユーザーレポートのために、現在コメントすることができません。このステータスは当社モデレーターが再確認します。
1分待ってから再度コメントしてください。
コメントにチャートを挿入する
ブロックを確認

本当に%USER_NAME%をブロックしたいですか。

ブロックすると、あなたと%USER_NAME%はお互いのInvesting.comへの投稿を見ることができなくなります。

%USER_NAME%は無事ブロックリストに追加されました

この人のブロックを解除したばかりなので、再度ブロックするには48時間待つ必要があります。

このコメントを報告してください

このコメントについて下記のように感じます

コメントに印がつきました

ありがとうございます!

報告は、確認のため管理担当に送られました
免責条項: Fusion Media would like to remind you that the data contained in this website is not necessarily real-time nor accurate. All CFDs (stocks, indexes, futures) and Forex prices are not provided by exchanges but rather by market makers, and so prices may not be accurate and may differ from the actual market price, meaning prices are indicative and not appropriate for trading purposes. Therefore Fusion Media doesn`t bear any responsibility for any trading losses you might incur as a result of using this data.

Fusion Media or anyone involved with Fusion Media will not accept any liability for loss or damage as a result of reliance on the information including data, quotes, charts and buy/sell signals contained within this website. Please be fully informed regarding the risks and costs associated with trading the financial markets, it is one of the riskiest investment forms possible.
Googleから登録する
または
メールで登録する