[台北 28日 ロイター] - 台湾の陳時中・衛生福利部長(保健相)は28日、同日に確認された新型コロナウイルスの新たな市中感染者が1カ月半ぶり低水準の60人に減少したと発表した。前日は88人だった。
これは5月15日に台北周辺の警戒レベルを引き上げて以来、最も少ない。
台湾の感染状況は落ち着きを見せつつあるが、政府は感染力の強いデルタ株のクラスター(集団感染)に引き続き警戒している。
ただ同部長は、新規感染者の増加が少なかったのは週末で検査数が少なかったことと関係があるかもしれないとし、引き続き外出や会合を控えるように呼びかけた。