[ベルリン 6日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が6日発表した5月の鉱工業受注指数は、季節調整済みベースで前月比3.7%低下した。
昨年の初回のロックダウン(都市封鎖)導入以降で最大の低下。ユーロ圏外からの受注が低迷したほか、機械や中間財の受注が落ち込んだ。
ロイターがまとめた市場予想は1%上昇。4月は1.2%上昇に上方修正された。
内訳では、外需が6.7%減。ユーロ圏外からの受注が9.3%落ち込んだ。内需は0.9%増だった。
機械・車両など資本財の受注は4.6%減。中間財の受注は3.6%減。消費財の受注は増加した。
VPバンクのエコノミスト、トマス・ギッツェル氏は、原材料不足が受注の減少につながったと指摘。また、新型コロナウイルスの流行で需要が増加していた家具や医療製品などが鈍化し、正常化しつつあることも、ドイツの機械受注低迷の原因になった可能性が高いと分析した。