[ワシントン 6日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が6日に発表した6月の非製造業総合指数(NMI)は60.1と、2月以来の水準に鈍化した。内訳では在庫や雇用が縮小した。
総合指数の市場予想は63.5。前月は64.0と過去最高を記録していた。指数は50が景気拡大・縮小の節目となる。サービス業は米経済の3分の2超を占める。
受注残は65.8と、前月の61.1から上昇。新規受注は62.1と、前月の63.9から鈍化したものの、引き続き底堅い。一方、在庫は繰越需要(ペントアップデマンド)の増大で逼迫する中、49.9と、前月の51.5から縮小した。
仕入価格は79.5と、2005年9月以来の高水準だった前月の80.6からは鈍化したものの、なお高止まりが続く。
雇用は49.3と、前月の55.3から縮小。縮小は昨年12月以来、半年ぶり。労働力不足が背景にある。
ISMのニーブス氏は「材料不足やインフレ、物流、雇用資源などの問題が引き続きビジネス環境の妨げになっている」と指摘した。