[フランクフルト 29日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は、金融政策の新戦略導入に伴い、物価が一時的に2%を超えざるを得ないと認識していたことが、29日に公表された7月7日の理事会の議事要旨で分かった。
ECBは翌8日、新戦略の内容を発表。中期的なインフレ率目標を従来の「2%弱」から「2%」に改めた。その後22日の理事会では新戦略に沿う形で先行きの政策指針である「フォワードガイダンス」を変更した。
要旨では、フォワードガイダンスや資産買い入れ、長期資金供給オペ(LTRO)が引き続き政策手段の柱になると確認。また、気候変動は世界にとって存亡に係る課題だと強調した。