[フランクフルト 2日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)によるイタリア、ドイツ、フランス、スペイン国債の過去2カ月間の購入額が4カ国の国債発行額を上回っていたことが2日分かった。
ウニクレディトの推計によると、ECBは6─7月に4カ国の国債を合計1347億ユーロ(1600億ドル)購入。一方、同期間の発行額は合計890億ユーロだった。
ECBによる巨額の国債購入を巡っては一部の保守派メンバーから不安視する声が出ている。ECB理事会メンバーのウンシュ・ベルギー中銀総裁は7月23日、ECBの政府からの独立性が問われる可能性があるとの見方を示した。