[3日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は3日、雇用者が人員の採用が困難になっていると苦言を呈する中でも、米国には約1000万人の失業者がいるほか、これを上回る数の人達が労働市場に参加していないと述べた。
デイリー総裁は「子どもの世話のほか、新型コロナウイルス感染に対する懸念、手厚い失業手当など、数多くの要因が重なり、現時点で労働力の供給が制限されている」と指摘。ただ「こうした要因が恒常的なものだと考える理由はない」と述べた。
このほか、25─54歳の雇用回復が進んでいるなどと指摘。ただテーパリング(量的緩和の縮小)に関する直接的な言及はなかった。