[フランクフルト 18日 ロイター] - ドイツ最大与党、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の首相候補であるラシェット氏は、ユーロ圏でインフレ率が上昇する中、欧州中央銀行(ECB)は物価安定を達成できると確信していると述べた。
ウェルト紙日曜版に語った。「少額の預金や年金、生命保険、住宅ローンが価値を失うことは憂慮すべきことだ」と指摘。
「ECBが金融の安定という中核的な責務を果たすと確信している。しかしこれはまた、金利が再び上昇した時に、国家にとって債務負担がより大きな問題になることを意味する」とした。
ECBは、今年のインフレ率は2.2%になり、目標の2%を上回ると予想。2022年には1.7%、23年には1.5%に鈍化するとみている。
ドイツでは26日に総選挙が行われるが、CDU・CSUは世論調査で、中道左派・社会民主党(SPD)にリードされている。