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性急な金融引き締め、ユーロ圏回復脅かす恐れ=ECB総裁

発行済 2021-10-09 00:51
更新済 2021-10-09 00:54
© Reuters. 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は8日、ECBは金融引き締めを急ぐべきではないという見解を示した。2015年1月撮影(2021年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

© Reuters. 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は8日、ECBは金融引き締めを急ぐべきではないという見解を示した。2015年1月撮影(2021年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

© Reuters. 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は8日、ECBは金融引き締めを急ぐべきではないという見解を示した。2015年1月撮影(2021年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

[フランクフルト 8日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は8日、「現時点での金融政策の性急な引き締めはユーロ圏の景気回復を脅かし、雇用を犠牲にしかねない」とし、ECBは金融引き締めを急ぐべきではないという見解を示した。

さらにユーロ圏の景気回復が、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)終息後も続く長期的な摩擦や不均衡に直面していると述べた。

「エネルギー価格の上昇は実質所得に影響し、サプライチェーン(供給網)の混乱が工業生産の足かせとなっている」と指摘。「混乱がどの程度長期間続くか正確に判断するのは困難だが、こうした不均衡は一過性となるだろう。しかし、パンデミックによって需要により永続的な変化が生じたこともあり、セクターを超えた需給不均衡が長引く恐れがある」と述べた。

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