[ロンドン 9日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会のソーンダーズ委員は、国内でインフレ圧力が高まっているため、家計は「大幅に早期の」利上げに備える必要があるとの認識を示した。
テレグラフ紙が9日、伝えた。
同委員は、消費者物価上昇率は4%超の水準に向かっており、投資家が金利の上昇加速を織り込んでいるのは正しいと指摘。
「暗号を使ったり、会合の前にあまりにも正確にわれわれの意図を伝えることには賛成しない。決断は適切な時期に下される」としながらも「市場は過去数カ月で利上げの前倒しを織り込んでいるが、それは適切だと思う」と述べた。
同委員は、市場が来年2月の利上げを完全に織り込み、今年12月の利上げも50%織り込んでいると指摘。
「具体的にどちらかということにはコメントしないが、市場が以前よりも大幅に早期の引き締めの道筋を織り込んでいるのは適切だと思う」述べた。