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国際開発金融機関、気候対策に年1000億ドル投資を=カーニー国連特使

発行済 2021-10-12 20:10
更新済 2021-10-12 20:18
© Reuters. 国連のマーク・カーニー気候変動問題担当特使は12日、国際開発金融機関(MDBs)は気候対策プロジェクトに大規模な資金を投入しなければならないと指摘した。イングランド銀総裁

[ロンドン 12日 ロイター] - 国連のマーク・カーニー気候変動問題担当特使は12日、国際開発金融機関(MDBs)は気候対策プロジェクトに大規模な資金を投入しなければならないと指摘した。

カーニー氏は、ロイター・ブレーキングビューズのエディター、ロブ・コックスとのポッドキャストで、世界銀行などの国際開発金融機関は気候問題で年1000億ドル程度の資金を投じるべきと指摘。

「気候ファイナンスで、中期的に年1000億ドルに達しなければ、面白くない、ニッチだ」とし、「国際開発金融機関はプログラムの設計でその程度の規模を念頭に置く必要があると考える」と述べた。

11月の第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)開催を前に、温暖化ガス排出削減に取り組む金融機関の団体「グラスゴー・ファイナンシャル・アライアンス・フォー・ネットゼロ(GFANZ)」が、提案を発表する予定だと述べた。

GFANZは11日、20カ国・地域(G20)に対し、気候変動に対処するため「明確で信頼できる野心的な」政策を推進するよう求めた。

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