[12日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀が12日公表した月次調査から、米消費者の短・中期のインフレ期待が9月に高まる一方、住宅価格や燃料などの必要経費が来年上昇するという見通しは後退したことが分かった。
1年先のインフレ期待の中央値は5.3%と、11カ月連続で上昇し、2013年の調査開始以来の最高水準に達した。3年先のインフレ期待も4.2%と、前月の4.0%から上昇し、統計開始後の最高を記録した。
半面、1年先の住宅価格の上昇率予想は5.5%と、前月の5.9%から低下した。低下は4カ月連続。1年先のガス価格上昇予想も平均5.9%上昇と、先月の9.2%から「大幅」に低下した。
調査は1300世帯を対象に実施された。