[12日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長は12日、資産買い入れプログラムの縮小を開始するための雇用目標をほぼ達成したと述べた。
国際金融協会(IIF)のオンライン年次総会での講演で、「『実質的な一段の進展』という基準について、物価安定目標はすでに十分達成されており、雇用目標もほぼ達成していると確信している」と指摘。テーパリング(量的緩和の縮小)は「間もなく正当化されるかもしれない」とした。
また米経済は強化され「労働市場を巡る状況は引き続き改善している」としたものの、パンデミック(世界的大流行)が引き続き雇用と労働参加率の重しになっているとした。
テーパリング終了時期については来年半ばとのFRBの見解を改めて示した。