[ワシントン 20日 ロイター] - 米共和党員160人から成る議員グループは20日、バイデン大統領に宛てた書簡で、社会プログラムへの新たな支出を検討する前にサプライチェーン(供給網)問題に対処するよう要求した。
書簡には共和党のマッカーシー下院院内総務などが署名。「この国の社会組織を変えることを目指した財政調整法案の審議を中止し、モノや人の安全かつ効率的な移動に的を絞った本当のインフラ解決策に取り組むよう、議会の協力者に呼び掛けることを求める」としている。
ホワイトハウスのコメントは取れていない。
議会民主党とホワイトハウスは、経済再生に向けた対策の規模を巡って協議を続けている。
バイデン大統領は20日、港湾、労組、大企業の代表を集め、国内サプライチェーンの問題を協議。ロサンゼルス港を24時間態勢にする計画を明らかにした。
同大統領は「週7日24時間態勢で全面的に取り組む」と表明。港の稼働のほか、ターゲットやウォルマートなどの小売り大手が夜間の物流を増やす方針を示したことは「最初の大きな一歩だ」と述べた。