40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

12月ECB理事会、長期のコミットは避ける公算=ラガルド総裁

発行済 2021-12-03 19:53
更新済 2021-12-03 20:10
© Reuters.  12月3日、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁(写真)は、不確実性の高まりを踏まえ、12月の理事会では比較的短期の政策を設定する可能性があると述べた。ロイターネクスト

[フランクフルト 3日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は3日、不確実性の高まりを踏まえ、12月の理事会では比較的短期の政策を設定する可能性があると述べた。ただ市場が方向性を求めていることから、決定の先延ばしはすべきでないとの認識を示した。ロイターネクストの会合でのインタビューで述べた。

理事会の保守派メンバーは、このところのインフレ高進や新型コロナウイルス感染再拡大を受け、長期的方針を示すのは避けるべきと主張している。

ラガルド総裁は「長期的コミットメントを示さずに透明性を提供する方法はある。不確実性があまりにも高いため、非常に長期のコミットメントはしないで失敗するほうを取る」と述べた。

「ただ、どちらの方向にも(行動する)用意があることを明確に示唆する必要もある」とし、利上げの環境が整えばECBは「行動をためらわない」と語った。

新型コロナの変異株「オミクロン株」を巡る懸念については、欧州はウイルスのパンデミック(大流行)下での生活にうまく適応してきたと指摘した。

「警戒する必要はあるが、これまで変異株への対処を学んできたことに自信を持つべきだ」とし、ユーロ圏が直面する新たな流行の波はECBが想定するシナリオに含まれていると説明した。

12月16日の理事会は、今年最も重要な会合になる。ECBはすでに、新型コロナ危機を受けて導入したパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を来年3月に終了し、補完的な他の政策手段を調整する見通しを示している。

ラガルド総裁は、今月の理事会向けの選択肢については語らなかったが、PEPPは終了すべきで、来年に利上げすべきでないという見解を維持しているとした。

米連邦準備理事会(FRB)はインフレ高進は一時的という認識を修正したが、ラガルド氏は、インフレがいずれ落ち着くというECBの見解を維持し、米国とは状況が根本的に異なると指摘。

「インフレの状況を『こぶ』のようにみており、こぶはいずれなだらかになる」と述べた。

「われわれはインフレ率が2022年に低下するとの見方を維持しており、自信を持っている」とし、ユーロ圏のインフレは一時的で既にピークに達した可能性があるとの見方を示した。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます