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英中銀政策委での投票、オミクロン株の影響見極める必要=ソーンダーズ委員

発行済 2021-12-04 04:12
更新済 2021-12-04 04:19
© Reuters. イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会のソーンダーズ委員は3日、新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」に関するより多くの情報を得てから、今月の金融政策委員会で

[ロンドン 3日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会のソーンダーズ委員は3日、新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」に関するより多くの情報を得てから、今月の金融政策委員会でどのように投票するか決めたいと述べた。

英中銀は11月4日の前回金融政策委員会で7対2で政策金利を過去最低の0.1%に据え置くことを決定。ソーンダース委員はラムスデン副総裁とともに15ベーシスポイント(bp)の利上げを提案していた。

© Reuters. イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会のソーンダーズ委員は3日、新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」に関するより多くの情報を得てから、今月の金融政策委員会でどのように投票するか決めたいと述べた。10月撮影(2021年 ロイター/Tom Nicholson)

ソーンダース委員は講演で、オミクロン株の拡散で英経済が鈍化すると同時に、インフレ圧力が増大する可能性があると指摘。ただ「オミクロン株は検出されてからまだ日が浅い。公衆衛生、ひいては経済にどのような影響が及ぶのか見極めるために待つ価値はある」と述べた。

一方、労働市場は大きな衝撃受けているようには見えないとし、利上げを待ちすぎることにリスクもあると指摘。待ちすぎれば「痛みを伴う急速な金融引き締めが必要になる恐れがある」とし、これらのバランスが今月の金融政策委員会でどのように投票するか決定する要因になると語った。

その上で、経済が見通し通りに展開すれば、金利は向こう数四半期で上昇すると予想。ただ、今月の金融政策委員会でどのように投票するかについては明言を避けた。

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