[北京 13日 ロイター] - 中国商務省は13日、第1段階の米中通商合意の履行状況について、両国が通商協力を拡大できる条件を米国が整えることを期待すると述べた。
同省報道官がオンライン会見で明らかにした。両国の通商担当チームは通常の連絡を維持しているという。
「第1段階」の通商合意で、中国は2020─21年に米国製品の購入額を17年の水準から2000億ドル増やすことになっていた。だがピーターソン国際経済研究所がまとめたデータによると、21年11月までに目標の約60%にしか達していない。
同報道官は「中国は新型コロナウイルスの影響や世界的な景気後退、サプライチェーンの混乱などによる阻害要因を乗り越えるために努力してきた」と説明した。
「両国の貿易協力を拡大するために、米国が好ましい雰囲気と条件をつくり出すことを期待している」と述べた。