[フランクフルト 14日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は14日、ユーロ圏のインフレ率は年内に過去最高水準から低下するとした上で、ECBはインフレ率を2%目標まで低下させるために必要なあらゆる措置を講じる用意があると述べた。
講演で「物価安定に対するわれわれのコミットメントは依然として揺るぎない」と指摘。「ECBは中期的に2%のインフレ目標を達成するために必要なあらゆる措置を講じる」とした。
また「われわれは、物価上昇が多くの人々にとって懸念であることを理解しており、その懸念を非常に真剣に受け止めている」と言及。「エネルギー価格の上昇は家計を圧迫し、消費意欲を減退させるほか、供給のボトルネックは製造業での品不足を招いている」とした。