(本文3段落目の「平和賞」を削除しました)
[ワシントン 14日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は14日、2016年の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録を公表し、同年12月の会合でトランプ氏が大統領選挙で勝利したことの影響を討議したことが分かった。中銀の独立性などFRBへの影響を予想する声も出た。
大統領選1カ月後に開かれた2016年12月のFOMCは利上げを決定。議事録によると、トランプ氏勝利という予想外に結果に冗談も出た。
ブラード・セントルイス地区連銀総裁(当時)は、トランプ氏勝利は、同年のメジャーリーグ・ワールドシリーズでシカゴ・カブスが優勝したこと、歌手ボブ・ディランがノーベル賞を受賞したことに並ぶサプライズだと発言。「(新約聖書の)『ヨハネの黙示録』によると、異例なことが3つ起こると、終末が近いというサインの可能性がある。評価を行おう」と語った。
「米経済の成長見通しにとって最近の選挙は体制変革の先触れなのか。簡単に言えば答えは『たぶん(maybe)』で、われわれはこれを上向きリスクとして扱っている」と述べた。
トランプ氏勝利に、株が上昇するなどの市場の反応を、一部FRB幹部は驚きと受け止めた。他の幹部は、財界関係者の「熱狂」、「高揚」との声を紹介。ラッカー・リッチモンド地区連銀総裁(同)は、財界は規制緩和や減税を期待しているからだと指摘した。
<FRBへの影響>
議事録によると。フィッシャーFRB副議長(同)は「次期政権が、一部分野の経済政策を選挙公約どおりに激変させるとしたら、われわれは、きょうの金利決定を一時代の中で最後だったと後に振り返ることになるだろう」と発言。
「現行のFRBの運営手続きや独立性が試練に見舞われるだろう。国際問題での米国の役割に関する70年あまりの想定の調整が必要になる可能性がある環境下でわれわれは運営することになる」と述べた。
この後米経済は17年、18年とトランプ大統領が減税や財政政策を発表し、予想以上の成長。FRBは追加利上げをした。
トランプ氏は18年に当時理事だったパウエル氏をFRB議長に昇格しておきながら、利上げをしたパウエル氏を辛辣(しんらつ)に非難、政権は解任できないか模索した。
ロックハート・アトランタ地区連銀総裁(同)は、地方白人層の圧倒的支持を受けたトランプ氏勝利は根底に経済格差があり、FRBをそれについて理解を深める必要があると指摘した。
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