[北京 17日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は17日、中国の経済発展に完全に自信を持っているとし、経済には全体的に健全な勢いがあるとの考えを示した。
習主席は世界経済フォーラム(WEF)主催のオンライン会議「ダボス・アジェンダ」向けの演説で、中国は改革と開放を継続すると表明。資源の配分に市場原理を引き続き適用する姿勢を示したほか、法律に基づきあらゆる種類の資本が中国に入ってくることを歓迎するとした。
このほか、世界は大きな変革期にあるとの認識を示し、危機の中で新たな機会を模索する必要があると指摘。世界経済はなお困難に直面しているとし、各国は経済政策の調整を強化する必要があると述べた。
その上で、冷戦時代の考えを捨てなければならないとし、対立は破滅的な結果をもたらすと警告。一国主義、もしくは権力政治に対抗しなくてはならないと語った。