[イスタンブール 19日 ロイター] - トルコとアラブ首長国連邦(UAE)の中央銀行は19日、現地通貨で約50億ドル相当の通貨スワップ協定を結んだと発表した。混乱するトルコ経済への支援になる可能性がある。
2国間の貿易を促進し金融分野の協力を強化することが目的と説明した。期間は3年で延長される可能性もあるとしている。
それぞれの声明によると、規模は640億リラと180億ディルハム。
トルコは先月から通貨危機を回避するために大規模な市場介入を行っており、外貨準備の減少を補うために通貨スワップを利用する可能性がある。同国は中国、カタール、韓国と約230億ドル相当の通貨スワップ協定を結んでいる。
トルコリラは0737GMT(日本時間午後4時37分)現在、0.5%安の1ドル=13.6リラ。