[ブリュッセル 20日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が20日発表した12月のユーロ圏消費者物価指数改定値は、前年同月比5.0%上昇と過去最大の伸びを記録した。
速報値から修正はなかった。エネルギー価格の上昇と供給網の制約が背景。経済は新型コロナウイルスの流行に伴うロックダウン(都市封鎖)から回復している。
前月比では0.4%上昇。
前年比上昇率のうち、エネルギーの寄与度は2.46%ポイント、サービスが1.02ポイント、エネルギーを除く工業製品が0.78ポイント、食品・たばこ・アルコールが0.71ポイントだった。
エネルギーと食品を除いたコアCPI上昇率は前月比0.4%、前年比では2.7%となった。
エネルギー・食品・アルコール・たばこを除いたベースでは前年比2.6%だった。