[フランクフルト 21日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は21日、ユーロ圏の賃上げ要求は控えめで、インフレ率が今年、現在の過去最高水準から低下するとのECBの見通しを十分裏付けていると述べた。
世界経済フォーラム(WEF)の討論会で、2022年にはエネルギー価格が安定する見込みであり、物価を押し上げている産業界のボトルネックも緩和されると予想。欧州が米国のようなインフレに直面する可能性は低いとの見解を示した。
ECBの金融政策に関しては、資産買い入れが終了すれば金利を含む他の政策手段を検討するとした。