[上海 16日 ロイター] - 上海市当局者は16日、6月1日から市内で通常の生活をより広範に再開することを目指すと述べた。
市内の16地区中15地区で「隔離地域外でのコロナ感染ゼロ」を達成したと宣言した。
上海副市長が定例のオンライン会見で明らかにした。正常化への日程をこれまでで最も明確に示した形となった。感染は制御されているが、5月21日までの目標は感染のリバウンドを防ぐことだとしており、多くの規制は引き続き維持される。
国内航空便の運航と鉄道の運行は段階的に増やす計画。16日からはスーパーマーケット、コンビニエンスストア、薬局の営業を再開する。
副市長は「6月1日から中・下旬にかけては感染再拡大のリスクが抑制される限り、予防と管理を十分行い、市内の生産活動と通常の生活を完全に再開する」と述べた。
北京市は15日、4地区で在宅勤務のガイダンスを強化。レストランでの飲食を禁止し、公共交通機関の利用を制限するなどの措置を既に取っていた。