［マドリード １８日 ロイター］ - スペイン中央銀行は１８日、今年の経済成長率予想を４月から０．５％ポイント下方修正し、４％前後とした。インフレ拡大で消費者信頼感が打撃を受け、貿易ペースが鈍化しているためとした。
欧州委員会も今週、５．６％から同水準に予想を下方修正している。
スペイン中銀は４月、ロシアのウクライナ侵攻に伴うインフレ加速の影響を理由に今年と来年の経済成長見通しを下方修正。今年のインフレ率は７．５％に達するとの見通しを示した。４月のインフレ率は前年比で８．３％だった。
第１・四半期のスペイン成長率は前期比０．３％と予想を下回った。これを受け、政府は今年の成長率予想を７％から４．３％に下方修正していた。