[シドニー 26日 ロイター] - オーストラリア統計局が26日発表した第1・四半期の企業の設備投資は、季節調整済みで前期比0.3%減となり、市場予想の1.5%増に反してマイナスとなった。洪水とサプライチェーン(供給網)問題が住宅建設に影響を及ぼした。
建設部門の投資は1.7%減少した。一方、工場・機械関連投資は1.2%増加した。
2023年6月までの1年間の設備投資計画は1305億豪ドル(924億9000万ドル)で、従来の1305億豪ドル(924億9000万ドル)から約12%引き上げた。アナリスト予想は1220億豪ドル。
悪天候や供給不足を背景に第1・四半期の建設活動は0.9%縮小し、特に住宅建設はコスト高を背景に大きく落ち込んだ。
来週発表予定の国内総生産(GDP)が下振れる可能性がある。アナリストの成長率予想レンジは0.2─1.0%となっている。