40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

ECB、マイナス金利脱却後の利上げはデータ次第=パネッタ専務理事

発行済 2022-07-01 23:06
更新済 2022-07-01 23:09
© Reuters. 欧州中央銀行(ECB)のパネッタ専務理事は1日、ECBは金利をマイナス領域から引き上げようとしているが、マイナス金利を脱却した後の引き上げは、先行きが不透明なため、入手す

[フランクフルト 1日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のパネッタ専務理事は1日、ECBは金利をマイナス領域から引き上げようとしているが、マイナス金利を脱却した後の引き上げは、先行きが不透明なため、入手するデータ次第になるとの認識を示した。

ECBは7月21日の理事会で10年あまりぶりに利上げし、イタリアなどの域内債務国の借り入れコスト抑制を目的とする新たな債券購入制度を発表するとみられている。

パネッタ氏は7月理事会で25ベーシスポイント(bp)利上げする計画は支持するものの、9月により大幅な利上げをする可能性があるというガイダンスは繰り返さず、行動するとすれば緩やかであるべきと述べた。

「われわれは、ネットの資産買い入れやマイナス金利など、デフレ脱却に向けた政策を終了させようとしている。しかし、それ以降の金融政策スタンスの調整は、インフレと経済の見通しの進展に依存する」と述べた。

この日発表された6月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は、前年比上昇率が8.6%で、前月の8.1%から加速し過去最高を更新した。

パネッタ氏は、消費と投資が新型コロナウイルスのパンデミック前の水準を下回っており、賃金は物価ほど上昇せず、ウクライナ戦争で景気が悪化しているとして、インフレ率の大幅な上昇は過剰需要を反映していないと指摘した。

また、域内で金利差が生じる「分断化」を防ぐことが、ECBの物価目標達成には不可欠と主張。

「分断化によって脆弱な国で資本流出や利回り上昇が起こり、資金調達条件が過度に厳しくなる。脆弱度が最も低い国には資本が流入し、利回りが低下し、その結果、資金調達条件が緩くなり、インフレ高進が起こる」と指摘した。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます