[シドニー 20日 ロイター] - オーストラリア連邦統計局は20日、新たに公表を始めた月次消費者物価指数(CPI)について、7月分と8月分を予定より早い今月29日に発表する計画を明らかにした。
来月4日に開催される次回の豪準備銀行(RBA)理事会前に発表されることになり、利上げ幅に一定の影響が出る可能性がある。
当初は第3・四半期のCPIと併せて来月26日に発表する予定だった。9月のCPIは予定通り来月26日に発表する。
月次CPIは、3カ月間の平均である四半期ベースのCPIから大きく乖離する可能性がある。第2・四半期のCPIは前年比6.1%上昇だったが、6月のCPIは6.8%上昇だった。
連邦統計局の高官は声明で「月次CPIとよりタイムリーな統計については圧倒的に前向きな評価が多かった。CPIバスケットの約3分の2の品目しか最新情報を得られないなど、一定の制約はあるが、四半期ベースのCPIの初期の指標として大きな価値がある」と述べた。
同高官は四半期ベースのCPIが今後も同国の主要インフレ指標になるとの見方を示した。